こんにちは、降幡です。
今回は「結果に落ち込まない方法」について。
「結果にコミットする」これはライ◯ップのお決まり文句ですが、
今回はそれとは対照的な話になります。
多くの人が「結果を出さなければならないもの」と思いこんでいるような気がします。
例えば、生きていくためにお金は稼がなければならない、
商品は売らなければならないとか。
だからなのか、ネット利用料が安くなるんでとか、
このサプリがいいんですよとか、
ホームページから集客しませんかとか
度々嫌がらせなのかなと思うような電話がかかってきます。
事実こちらとしては嫌がらせですよ、もうまったく怒。
それはさておき、
本当に結果は出さなければならないものなのか、
今回はその点について考えてみたいと思います。
本来、僕らは目標を達成したいのであって、
目標を達成しなければならない訳ではないと思うのです。
生きたいから生きているし、
大学に行きたいから勉強してるわけですよね。
自分の人生を充実したものにするための方法が、
今の目標を達成することってだけだと思うんです。
だから目標を達成するために全力を尽くすべきだし、
真面目(真剣に、本気に、誠実に、本質的に)に取り組むべきだと思います。
けれど、
結果に拘ること、過度に自分に期待することはかえって目的からは遠ざかってしまうのではないかと思うわけです。
日本の文化は割とというか、多分に、失敗を嫌う文化だと思いますが、部分最適が必ずしも全体最適にはならないと僕は思っています。
「個々の最適」を合計していっても「全体の最適」にはならないということです。
部分最適と全体最適について、エピソードを使って説明したいと思います。
近所の公園の砂場で小さな男の子が遊んでいました。
その子は小さな山を築きトンネルを掘り出したんです。無邪気に。
ただただ無邪気に掘り進めるもんだから、脆くもその小さな山は崩れ去ってしまいました。
大人であれば、たくさんのトンネルを作ったら崩れちゃうよってことは瞬時にわかるわけですが、
その時に「ああ、ダメダメ、そこに穴を開けたら崩れちゃうよ」って駆け寄りその子に教えてあげたとしたら?
山は崩れないでしょう。
でもその代わりにその子は何かを失ってしまってしまったわけです。
創造性やら自主性やらチャレンジ精神やらを。
もしかしたら、
小さな山を築き、トンネルを掘り続けていたら、砂場に芸術作品を作り上げていたかもしれないのです。
このように、
部分的には山を崩さないことは最適かもしれないけど、全体的には最適になっていない。
そうした精神的な痛みを伴う経験を避け続けると、自分では何も判断できない、判断基準がない、
いわゆる、みんなが正解だと考えるものを選ぶ人になってしまうのではないか?
ということが言いたいのです。
僕はこのような状態を良しとは考えていないので、みなさんに自分で考える力を養ってもらいたいと考えています。
だから、「こうしなさい」と言うことはありません。
なぜなら、それはその人の成長の機会を奪う行為だと考えているからです。
もちろん論理的に考えて目標と行動が一致していないようであれば、何かアドバイスはしますが、それでさえも僕が見えている限りにおいてでしかありません。
より重要なのは自分を内省・内観し自分で考え答えを出すことだと思います。
さて、本題の「結果に落ち込まない方法」ですが、
先ほどお話ししたように、計画や実行において目標達成のために最善は尽くすけど、それは「無駄と思われるようなことはしない」ということでもなければ、
「失敗しない」ということでもありません。
何か参考書や問題集を決めて取り組んでみた結果「点数が上がらなかった」、
これは部分的に見たら無駄な時間であったのかもしれません。
努力量に対して結果が伴わないことに、自分の能力のなさを感じる経験になるかもしれません。
ですが、
先ほどの子供の例のように、結果が出ればプラスであって、失敗はマイナスではありません。
試行錯誤の時間は直接的、表面的には何も変わっていないように感じるかもしれませんが、その経験は必ず蓄積されています。
表面的にはプラスマイナス0でも、人生全体では必ずプラスになっています。
これが世に言う「失敗は成功のもと」なるものだと僕は理解しています。
だから、小さなことにくよくよしないで、もっと大きな視点でものを見たらいいんじゃないかと思うわけです。
そうは言っても、「本当に結果が出るか心配なんだけど・・・」という想いがあるのも当然のことだと思います。
ヒントは先ほどの子供の例に隠されています。
子供の頃は一心にトンネルを掘り続けられた訳ですが、僕らは大人になると共に、常識に縛られ、そして他者からの視線を意識するようになります。
それはいい反面、自分を自ら苦しめているかもしれません。
また、その過程でとても大切なものを失くしてしまっているかも知れません。
それは、自信です。
最終的にはここにたどり着くと考えています。
結果を残さないと失望される、失敗するとバカにされる、結果が出るか不安、自分にできるかどうか不安、
これらは、結果を残せなかった時の他者からの評価や自分自身に対する失望、そこに恐れを感じているから起こるのでしょう。
しかし、声を大にしてお伝えしたい。
そんなことであなたの価値は決まらない。
今やっていることは必ず結果につながっているし、自分で繋げる努力をする。その選択が間違いじゃなかったと自分で証明する。
それができる人はきっと自分の目標や夢を叶える。
世界はそういう風にできているし、人は頑張っている人を応援したくなると僕は信じてます。
だから、結果は結果として受け止めて、目の前のことを1歩1歩着実に信じてやり続けましょう。
頑張れ!
それではまた。
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